2024年06月03日

電気設備安全点検を受けて一人暮らしの安全を!火災予防について解説

電気設備安全点検を受けて一人暮らしの安全を!火災予防について解説

空気が乾燥する時期に増える住宅火災。主な原因のひとつとして、電気火災があることをご存知でしょうか。電気火災は近年増加傾向にあり、一人暮らしでのリスクはさらに高まります。東京消防庁管内では電気設備による火災が毎年1000件以上発生し、全火災の中で占める割合も高い傾向です。

今回は、一人暮らしでの電気火災の発生原因と予防するためのポイントも交えてお伝えします。電気設備を安全に使い、火災のリスクを減らしていきましょう。

電気火災は毎年増加している

総務消防庁「住宅火災の実態データ集」によると、住宅火災の主な要因に「コンロ、たばこやストーブによるもの」と「電気関係によるもの」の2つが挙げられています。「コンロ、たばこやストーブ」が原因の火災件数は減少傾向ですが、「電気関係によるもの」の火災件数及び死者数は近年、増加傾向です。

死者数は高齢化している

ところで、電気設備関係による死者数は、高齢者がとくに増加傾向にあることはご存知でしょうか。高齢化社会により、核家族化が進み、一人暮らしのお年寄りが増えたことが要因のひとつとなっています。

一人暮らしの火災リスクは高い

電気火災による死者数も、一人暮らしの世帯が多い傾向です。時間帯で見ると、夜間・早朝がとくに多くなっています。

なぜ電気設備安全点検が必要なのか

電気設備火災の原因として挙げられるのは、次の2つです。

  • 電気や電気製品を使用する際の不適切な維持管理
  • 取り扱い上の不注意

どちらも普段の生活で気をつけることができます。定期的な点検が必要な理由と、日常生活で安全に使うためのポイントについてお伝えします。

電気火災の予防と安全を守るため

電気設備安全点検の目的は、電気火災の原因になりやすい場所を点検し、暮らしの安全を守るためにあります。定期的にチェックすることで、漏電による火災の予防にもなるのです。

電気設備を安全に使うためのポイント

電気設備安全点検以外にも、普段の心掛けで火災が起きないように気をつけることも大切です。気をつけるポイントは次の5つです。

  • 電気プラグとコンセントの間にホコリがたまっていないか
  • コンセントがきちんとささっているか
  • 延長コードを多用し過ぎていないか
  • 差し込みプラグやコードがカーペットの下になっていないか
  • 電気機器の取り扱い説明書にきちんと目を通し、正しく使っているか

延長コードによるトラッキング現象が火災の原因になることも増えています。掃除が行き届かない場所がある場合、電気火災のリスクが高まるため、時々チェックしてホコリがたまらないようにします。

他にもコンセントを抜く際、コードを引っ張らないように気をつけましょう。正しい使い方をすることは、電気機器を長く安全に使うことにもつながります。

電気設備安全点検とは?

電気設備安全点検は4年に一度行われる点検です。設置されている設備が技術基準を満たしているかを調べるために行われています。点検の時期になると、お知らせのハガキが届きます。

どこを点検するの?

電気設備安全点検をする場所は、外にある電力メーターと屋内の分電盤(ブレーカー)です。主な点検内容は次の2つです。

  • 電力メーターを測定し漏電の有無や配線状態
  • 分電盤(ブレーカー)に異常がないかなど

住人が不在の場合でも点検は可能ですが、屋外のみになります。外にある電力メーターに漏電の異常があれば、屋内の分電盤(ブレーカー)でのチェックも必要になります。見知らぬ人が家の中に入るのは抵抗があるかもしれませんが、問題がなければ点検の所要時間は10分程度です。なるべく点検を受けるようにしましょう。

こんな場合は注意が必要

  • ブレーカーが落ちた際や、コンセント周りに焦げたような匂いがある
  • 築年数が経っていて、設備が古くなってきている

他にも、ご希望があれば配線やコンセント周りなどの状況をお伺いいたします。日頃気になっていることがあったら遠慮なくお伝えください。電気設備は年数が経つと、不具合が発生しはじめます。株式会社東葉テクノでは、個人向けにアンテナやエアコンの定期的なチェックも可能です。お気軽にご相談ください。

ニセ調査員に気をつけて

電気設備安全点検をはじめ、定期的な検査では、事前にお知らせがあります。マンションやアパートの場合でも、管理会社から連絡があり、突然訪問することはありません。「設備に不具合がある」など、緊急性をあおり、その場で代金を請求する場合は詐欺や強盗の可能性があります。

対応せずに、管理会社や電力会社に連絡しましょう。電気設備安全点検は料金が無料です。一人で対応するのに不安がある場合は、家族や友人に付き添ってもらうとよいでしょう。

まとめ

電気設備による火災は、毎年増加傾向にあります。とくに一人暮らしによる火災のリスクは高いため、定期的にチェックすることが必要です。安全な暮らしを守るためにも、定期的な電気設備点検を受けましょう。

千葉県千葉市中央区にあります「株式会社東葉テクノ」では、法人のお客様の電気工事のみならず、個人のお客様向けにも電気工事を行っております。普段目の行き届かない、アンテナやエアコンなどの設置・修理・メンテナンスなども対応可能です。ぜひお気軽にご相談ください。