2024年05月06日

電気設備安全点検訪問は不在だとどうなる?対処法や点検内容を解説

電気設備安全点検訪問は不在だとどうなる?対処法や点検内容を解説

電気設備安全点検訪問は、4年に1度実施される点検です。突然訪問のお知らせが投函されるため、驚く方もいらっしゃるでしょう。また日程も指定されているため都合がつかず、不在となってしまうこともあります。不在だった場合はどうなるのか、点検を拒否できるのか気になる方も多いでしょう。

そこで今回は、電気設備安全点検訪問は不在の場合どうなるかについてご紹介します。不在時の対処法や点検内容についても説明するので、ぜひ参考にしてみてください。

電気設備安全点検とは

電気設備の点検業務は、設備の状態を定期的に確認し、故障や事故を未然に防ぐ重要な役割を担っています。電気保安協会によって4年に1度実施されている点検です。事前に調査日時や訪問する調査員の氏名などを記載したお知らせがポストに投函されます。希望があれば、当日調査も可能です。

また、お知らせがあった日に、電力量計や引込口配線に異常がないか、目視による屋外点検が行われます。点検では、普段電気を使っている中で困っていることを相談したり、自宅の状況に応じてアドバイスをもらえたりします。

電気設備安全点検の内容

電気設備安全点検の内容についてご紹介します。

漏電を起こしていないか

屋外に取り付けられている電力のメーターを見ると、どれだけ電気を使っているかがわかります。メーター部分で計測器を使用し、漏電を起こしていないか確認します。漏電がなければ問題ないため、点検は終了です。

漏電があった場合は必ず報告があります。調査にきた点検者と相談し、漏電箇所を特定しましょう。その後修理を依頼します。

電線が劣化していないか

家には電柱から電線を引っ張って電気の供給をしています。電線は、年数が経つにつれて劣化していきます。漏電を起こしやすくなるため危険です。調査の際には電線の点検も行い、異常があれば報告してもらえます。修理を依頼すると、劣化した部分にテープを巻くなど、漏電対策をしてもらえるでしょう。

屋内の点検

家の中で気になる部分があれば、点検してもらいましょう。家の中を見られたくない、新築で漏電の心配がない場合は、断っても問題ありません。もし気になる部分があれば、相談しやすい機会なので見てもらいましょう。

電気設備安全点検訪問は不在でもいい

電気設備点検の日に都合がつかず、留守の場合もあるでしょう。点検員がインターホンを鳴らして不在だった場合、メーターの漏電点検のみを行います。電気設備安全点検の結果用紙に異常の有無が記載されるので確認しましょう。

不在の場合と在宅の場合で設備点検に違いはあるか

不在時と在宅時の違いは、室内の分電盤点検を行うかという点です。分電盤の点検ではブレーカーの状況やネジの緩みを確認します。ただしこれは行わない場合もあります。居住者が点検してほしいと依頼した場合のみ点検します。

屋外の点検が終わった後、屋内点検を希望する場合は、事前に連絡しておきましょう。日程調整を行い、希望日に改めて調査してもらえます。

電気設備安全点検は断れるか

一人暮らしの方など、家の中に人を入れるのが不安な人もいらっしゃるでしょう。最近では物騒な事件もあるため、昼間でも他人を家に入れるのは避けたい人もいます。どうしても家に入られたくない場合は、屋外だけの点検にしてほしいと伝えましょう。点検の訪問日時は指定されていますが、都合が悪く不在の場合は屋外の点検のみ行ってくれるため、不在でも問題ありません。

不在になる場合は、電気設備安全点検の訪問日時が記載されている用紙に書かれている電話番号に連絡するとよいでしょう。不在でも対応してもらえますが、事前に不在という旨を伝えることで日時調整や不要なトラブルを避けられるためです。

電気設備安全点検は、屋外と屋内合わせて10分程度の点検です。電気を安心して使うためにも、点検は行った方がいいでしょう。漏電の疑いがある場合は10分以上かかります。事故などのトラブルを防ぐためにも、点検の拒否は避けた方がいいといえます。

まとめ

今回は、電気設備安全点検訪問は不在だとどうなるかについてご紹介しました。点検時に不在の場合屋外の点検のみ行ってもらえます。事前に留守になることを伝えておきましょう。電気設備安全を拒否することも可能です。拒否しても不利な事態が発生する可能性はないでしょう。

しかし、4年に1回の調査を拒否することは、電気関連の事故を見過ごす可能性もあります。実際、電気安全調査では不具合が見つかることも多いため、安全のためにも点検を受けましょう。

千葉県千葉市にあります「株式会社東葉テクノ」では、電気設備工事を主体とし、さまざまな公共施設や民間施設の建設を行ってまいりました。また、電気工事のスペシャリストとして、専門的な資格を所有している担当者が責任を持って施工するため、安心してお任せください。生活に関わるさまざまな電気設備にまつわる幅広い工事に対応可能です。

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